ラプター

hachiya2008-01-29

オープンスカイの偵察機・・・もとい、テストフライト当日の上空天候確認機および、それまでの自分の訓練機となる、トライクの機体を買ったのですが、昨日納品になって受取に行きました。
・・・黄色い・・黄色いよ!翼も本体も。
いや、じつは色は指定してなかったのですけど。「コレになりました」と。
でも今まで乗ってた、単座でゆっくり飛ぶ教習機の「パラソル」よりは、明らかに早そうなセイル(翼)。黄色くて目立つのが、むしろ試作機っぽくていいような気がしてきました。
そして、なんとなく、黄色と黒でロイ・フォッカー機みたいじゃね?
(古い・・・しかし、VF-1のロールアウトはなんと今年08年11月だそうです。誰かバトロイドかガウォーク作らないかな〜。実寸で。)
ラプターのセイルはダブルサーフェイスで翼下面にもナイロンの皮膜があります(ハングの初級機とかは、前縁と翼上面のみです)。そのため、バテンというアルミの小骨を入れる本数が通常の機体よりずっと多かったりするのですが、それを組んでいくうちに、早く乗りたい、という気持ちが高まってきます。

慣らし運転として、アイドリングで30分放置し、その後タキシングで20分ほど地上走行の慣らし運転。最初は歩くくらいのスピードで、そのうちだんだん小走りくらいのスピードで。あー早く乗りたい・・・
と思いつつも、やはり最初の一発目の飛行はインストラクターの後藤さんにおねがいしたのでした。
おお、やっぱりパラソルよりずっと早い(たぶん60km/hくらいで巡航)、とか滑空比良さそう(M-02と基本的に同程度のハズ。たぶんL/D14くらい)・・・とか思いながら地上から見上げていると、僕の真上で、小さくパコン、という乾いた音が。
あれ???

機体が地上に降りてきて、みんなで見てみると、なんとプロペラに銃弾のようなキズが入っています。しかも2つも。

特に脱落したモノとか当たったモノとか見あたらなかったので雀ストライク?とか言っているうちに、池上先生が原因を発見。エンジンのセルスターターのモーターを留めているボルトが脱落していました。おそらく、十分絞まっていなかったのが、タクシー走行中にゆるんで、上空で脱落したのでしょう。2つなのはおそらくボルトとナットが両方当たったのかと。幸い、セイルに穴が空いたりはしてませんでしたし、事故もありませんでした。
結局「納品前なのでうちでプロペラは交換します」ということになったのですが、まあ、当然と言えば当然かもしれないですけど、あれ僕が乗ってても間違いなく脱落していたはずで、なんか申し訳ない気持ちになったりして。
(たぶん、そんなに利益乗せてあるとは思えないし)
それにしても常に事故は起こりうる、というのを実感できたのはよい経験でした。