7/28(土) ジョグジャ巡回ツアー

hachiya2007-07-28

まずは軽く候補地の巡回ツアー。いろいろ回ったので印象を箇条書きで書いてみる。
・最初はオルタナティブスペースのChemeti Art House。秋田さんのP houseや芹沢さんのP3を思い出すような感じのところだった。スタッフに若い女の子の多いところとか、美大生が多く集まりそうなところとかも含めて。ここは奈良さん+graf、それと映像の作品の上映に使われる予定。
・次にジョグジャカルタの一番の繁華街であるマリオボロ通り周辺の繁華街を散策。別にショッピングだけではなく、作家によってはいろいろこのへんで材料を揃えるので。このあたりは馬車やベチャ(人力3輪タクシー)が待機していて、馬車には作品として作る予定もあるので馬車を撮影して、おじさんが割といい感じだったのでお礼に5000ルピー渡したら(75円くらい)、その横のベチャのドライバーは俺のも撮れと言い始めて、撮ってその後`1000ルピー(15円くらい)渡そうとしたら、俺にも5000よこせとゴネはじめたので、小さいのないから・・・と言ってそのまま逃走。あんたに渡すお金はない、つーの。とか思いながら逃げた。
・カフェレストラン付きのライブハウススペースKedaiKebun。ここでみんなで昼食。納豆をフライにしたうようなテンペ定食がおいしかった。ここはソントンが使う予定なんだけど、カフェがいい感じだったので「僕もここでやりたい」と思い始める。もともと僕はバンドゥンの予定だったので、2カ所の会場でやる可能性をキュレーターの二人(graf 豊島さんと水戸芸の高橋さん)に相談する。
・KINOKI
カフェと上映スペース。ここでは映像の展示が行われる予定。オープンテラスのカフェで、オープニングパーティーとかには良さそう。
インドネシア国立芸術大学旧校舎(ISI)。
ここはジョグジャ展示組のメインの会場になる予定なんだけど、現在は使われていない古い校舎で、実質今は廃墟。なんでも芸大生の幽霊が出る、との前情報のうえ、管理者の話を聞いてみると第二次大戦中は日本軍の病院として使われていた、という追加情報も加わり、もう何が出てもおかしくないよう会場だった。実際、中は荒れ果てていて、壁にはラクガキやグラフィティが描きまくられている(関係ないけど、宗教的なものもあるのか、こっちのラクガキは SEX関連のものは少なく、政府批判や軍への批判?などえらい政治的なものばっかりだった)。
自分としてはこういう会場でやるのはかなり厳しい部分もあるのだけど(作業中怖い、だけではなく、電圧や展示後のセキュリティも含めて)参加予定の作家のほとんどはみんなここでの展示にすごく興味を示していた。特に西尾さんとか、このすごい廃墟にかなり惹かれている様子だった。
まあ、展示が開始される頃にはリノベーションされているとのことなので、観客の方は安心して来てください。
・タマンブダヤ。劇場のしたの展示空間。シアタープロダクツが使う予定なんだけど、あまりに広くてまた使用料もそれなりにするので、ここを使うかどうか再検討が入りそうな状況となった。

・・・とこんな感じで1日でツアーをしたのでかなり疲れた。外にゴハンを食べに行く元気もないので、この日の夜ゴハンはホテルのレストランでバーベキューバイキング。そして夜高橋さんの部屋で参加アーティストの自己紹介の会をする。翌日は自由行動の予定。