こびととキングコングと受動意識仮説

hachiya2006-01-20

最近の自分の関心事としては、「こびと」というのがあって。
これは自分の娘がよちよち歩き始めて、たいそうめんこい、というのもきっとあるのだけど、なんか「ちいさきもの」にすぐ反応してしまうのです。「小さいものを愛でたい欲」が強くなっているのかもしんない。作品にするつもりもあるので、コロボックルの本を資料で買ったりとかもしています。
これとか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062124300/qid=1137684151/sr=1-17/ref=sr_1_2_17/250-7542233-4123440

最近読んだ本の中でちょっと面白かったのがこれ
「脳はなぜ心をつくったのか」
このなかにも「こびと」が出てきます。
と言っても、コロボックルみたいな存在じゃなくて、脳の中のニューラルネットワークのモジュールの比喩として、だけど。
(いや、実は関係あるかも、と思っている。個人的には)
この本によると、「この日記を書いている私」は決して「私の意志で、この日記を書いている」わけではなく、例えば交通量調査で車と歩行者の数をカウントしているような、非常に受動的な存在らしい。
で、「私の意志」と思いこんでいるのは単にこびとの多数決なのだそうだ。
http://www.maeno.mech.keio.ac.jp/Maeno/consciousness/
リベット博士の実験とか(指を動かそうと意識する前に、指を動かせと言う信号は脳から出ている)は、ちょっと目からうろこが落ちた感じがありました。
後半の「ロボットに積極的に心を持たせよう」というあたりは同意できないけど、その前の「受動意識仮説」は、かなり面白かった。自分的には。
あと、今日はひるまぽっかり時間が空いたので、マイミクのみなさんが絶賛していたキングコングを見てきた。

多くを語りませんが、僕は好きです。
ピータージャクソン、あんた男だ。

そしてキングコングもきっと小さきものを愛でたかったんだよな〜とか思いました。
(コングが人間持つと、1/6サイズの人形持っているっぽいのが
ちょっと笑ったが)