展覧会開始

hachiya2004-05-21

この日から展覧会開始なのだが、まずはシンポジウムから。明日は自分も出るので下見もあってオーストリア文化会館に出向く。今回のイベントはこういう政府の公的機関の助成も大きいようなのだが、自国のアーティストだけでなく、開催国(この場合米国)とか、それ以外の多数の国のアーティストも招待して行うところとか、会場もあえて3カ所に分けてそこのミュージアムの人たちも巻き込む部分とか、そういう文化戦略が上手だなぁ、とか思う。この前のパリの「ひととロボット」とかと比べると、もちろん国際交流基金の人たちとかはよくやってくれているんだけど「国としての文化戦略」みたいなことを考えるとかけた予算とかそれに対しての効果とか、もう少し上手いやりようがあるよな、とか思ってしまう。
開催の挨拶を多少聞いて、そのあと準備もあるので会場のEYEBEAMへ。早く着いたので調整などをしているうちに、少しづつ人が増えてくる。視聴覚交換マシンを米国で公開するのは初めてなのだが、なにぶんこういうのを楽しむのに長けている人たちなので、最初は遠巻きに眺めている人もあっという間に集まって、それぞれのやり方で楽しんでくれている。
マシンの調子も今回は良かったようで、お客さんが楽しんでいるところを見ていて、こちらも楽しい思いをした。ただ、この人数だと自分もアテンドしないと回せないのでほとんど3時間作品につきっきりだったけど。トイレに入ったら、パーティーのとき作品付けたままキスしてたカップルが個室から出てきた。なにやってたんだか。笑。
鳥光桃代さん、元写真美術館の西さん、MoMAのバーバラロンドンさん、NY在住のアーティストデビット・コロシさんとかとも会場で会う。今回アテンドしてたのであまりゆっくり話せなかったのが少し残念だったのだけどデビットの彼女は実は自然史博物館に勤めている人、ということでびっくり。いろいろ面白かったので少し飲み過ぎた。