NYのアテンダントに指導

hachiya2004-05-19

いつものことだが、着いてすぐは朝早く目が覚める。とりあえず近辺のカフェなどをひとりで探索。朝ご飯を食べて、ホテルに戻ってAIrMacで状況を見ると、無線LANで接続できそうな状況。このままダイヤルアップなのはいやなのでとりえず挑戦。ブラウザで見るとマンスリーの他にウィークリーパックという価格設定があり、30$つまり昨日の夕食代くらいだったので迷わずカード番号を打ち込む。ほとんど問題なくアカウントを獲得。webは多分問題ないと思ったけど、メールはどうかな〜(特に送信)と思って接続したら、こちらも問題がなかった。これでネット環境はばっちりです。ということは、普通にメールで確認できる仕事はやんなきゃなんない、ってことでもあるけど。
とりあえず、ホテルでのダイヤルアップのせわしなさからは解放されそうで安心した。
と、このへんの作業を終えて昼過ぎに会場であるEyebeamに歩いて向かう。ここはNPOによって運営されているギャラリーのようで、チェルシー地区にありました。
会場にはPRIX SELECTIONということで、Myron W Krueger、Jeffry Shaw、Paul Sermon、Christa Sommerer&Laurent Mignonneau、Lynn Hershman、Luc Courchesne、David Rokebyと、そうそうたるメンツのそうそうたる・・・というよりは、もはや古典的な作品が展示されている。なんかみんなICCで見たことあるような気が。ここの会場ではどうやら最新のメディアアート作品を見せると言うよりは、レトロスペクティブな展覧会として見せるのが目的のようです。自分の作品も11年前の「視聴覚交換マシン」だし。もちろん、古典や大規模な作品が多いとはいえ、面白さでは負ける気はない。まあ「俺脳内基準での面白さ」だけど。
とか思いながら、パッキングを解きインヤンカーペットを敷き、今回アテンダントをやってくれる日本人スタッフ(学生さんが多い)にやり方などを説明する。なにしろ長期に及ぶ展覧会だし、この作品においてはアテンダントの人の重要性はかなり高いので、全員日本人で意志の疎通がとりやすかったのは大変ありがたかった。
この日の仕事は7時くらいに終了。
帰り道、米谷さんにホテルで無線LANが使えたことを話すと、ダイヤルアップは遅すぎなので彼女も無線LANでつなぎたい、ということで米谷さんはラジオシャック無線LANカードを購入。米谷さんの部屋に戻って様子を見ていたら、XPデフォルトのドライバではダメっぽくカードを認識しない。もちろん製品にはCD-ROMでドライバがついてるんだけど、米谷さんのマシンには今はCD-ROMがついていない。ということでダイヤルアップで製品のwebページからダウンロードすっか、というのを試みてみるが、ドライバはインストーラ込みで16MBもあり、ダイヤルアップでの所要時間が5時間とか出ている。
そりゃ無理でしょ、ということで今度は自分の部屋からMacを持ってきてみる。
こっちは5分くらいで落とせたのだが、問題はこのファイルをどう送るかで・・・とか思っていたら米谷さんがUSBに差す外部メモリを持っていたので、それでファイルをコピー。とやっていたらなんとか接続に成功した。
なんかパズルを解くような作業だったんだけど、成功すると達成感がありますな。
夕食は近所の中華料理店に行く。僕はエビといんげんを炒めたものを注文したら、やっぱりびっくりするような量で来て、アメリカの人には「おいしいものをちょっとずつ」というような食べ物の嗜好がないのか疑問に思いました。

あ、そうそうこの日買ったTimeOut (ぴあみたいな情報誌)を見ていたら、展覧会情報のところに視聴覚交換マシンが写真で載っていてびっくりしました。会期は7/18までです。木金土曜日の3時半〜5時、さらに土曜日は1時〜2時半の時間で体験が可能になっております。(いちおう告知)
そういえば、time Outには「映画」「演劇」「美術」とかとならんで「ゲイ・レズビアン」という独立したコーナーもあってさすがNYとか思いました。