映画

えー、プロジェクトには関係ないのですが、六本木ヒルズで開催されたイノセンス試写会に行って来ました。イノセンスは「球体関節人形+犬+建築」でした。
イノセンス自体は僕自身は面白かったのですが、そもそも前作見てるし、前作のサウンドトラックも持っているくらいなので、それを割り引いて読んでもらった方がいいかもです。単純な娯楽を期待したり、あるいはデート映画として使うと、多分少しつらいこととなります。
あと、3D部分が沢山あって、例えばカモメが沢山出てくるのですが、なんかそこが不自然に見えたのが自分なりの発見でした。おそらく普通の人には全く気にならないレベルだと思うんですが、これはきっと自分が飛行機のプロジェクトを始めたからだと思います。「飛んでいるのではなく、浮いている」ように見えた、というか。
(ということは、あれが監視ロボットとか無線LAN用のハブかなんかで、揚力でない何かで浮いているのであれば、まったく自然、ということですね)
つまり宮崎さんのアニメ見て感じる「重心の移動による飛行体の姿勢変化」や「空気の動き」「群体としてのトリの行動」みたいなものが、そこに薄かった(あるいはデフォルメがない)からきっと不自然に見えたんだと思います。まあそれ込みで3Dで計算して描いたらとんでもなく大変だし不合理なことは明白なんですけどね。そもそも背景だし。(WATARIDORIのDVD出てたら買おう、とか今思いました)
逆にバセットハウンドは音、たるみ、など(よだれ以外は)とてもリアルに描かれていて、次の日あった本物に「むにー」とかしたくなりましたが。

六本木ヒルズでそのあと鈴木敏夫さんと糸井重里さんのトークショーがあって、実はそれ目当てで行った部分も大だったのですが、このトークショーはオフレコ満載でかなり面白かったです。
会場は深夜なのに人が沢山で、立ち見だったのですが、自分の後ろで見ている人、なんか見覚えあるな〜とか思ったら、フィギュア王編集長の額田さんでした。