空を飛ぶための費用

ラプターを買いました。現在世界最強戦闘機であるF-22Aラプターさん,
ではなく、トライクの方の同じ名前のやつを。こちらしめて138万円。
高いと言えば高い。小型車1台分ですね。しかしこの額で「安全に飛べる」のなら、かなり安いような気もします。緊急パラシュートもついているし。(ちなみに同じく乗員1名のF-22Aラプターは250億円!らしい)
飛んでいる空撮はこんな感じ。乗っているのは私です。
(動画の音楽は宮崎貴士さんです。やっぱり良い曲だなぁ)

(乗っているのは教習機で、買った機体ではありません)
もっと安いセイル(翼)もあるし、中古という選択肢も実はあったんですが、やっぱり安全性を考えて新品にしました。さらにもっといえばモーターパラで飛べばもっと安いかもしれないけど、そしたら自分の訓練にならないし。(モーターパラとM-02Jは操作方法や速度域がずいぶん違うのです)

ちなみに教習費用は18万円。本来はこの額で飛べるまで教官が何回でも指導してくれます。(ただし、1年の期間制限はついています)
これは結構安いようにも思います。僕は教官にお願いして、特訓を志願したので11月の平日に集中的に通って、都合10時間くらいフライトしました。4時間くらい複座機で教官と一緒に訓練して、その後はもうソロ、つまり単独飛行でした(無線誘導はしてましたが)。
次回から、自分の機体で練習予定です。

OpenSkyの初期訓練にはハンググライダーをやってました。ハングとトライク、どちらにもよい点はあるのですが、今はやっぱりトライクのほうが楽なように思います。まず、平地から離発着出来るので、山まで行かなくてもいい、という点が大きい。
山が飛べるコンディションにあるかどうかは、その現場までいかないと分からないケースが多く、行ったけど飛べなかった、練習にならなかった、というのは結構あったりするのです。そしてそれが結構つらい。
また、練習も結構大変です。最初は当然サーマルとか捕まえられないから、なかなか飛行時間が延びないし、毎回機体を組んで、バラして、車に乗せて、ってのをしなきゃならない。そして練習間隔が空くと結構カンが鈍ったりもする。この点、比較的都心に近いところでも飛べるトライクは大分有利だと言えるでしょう。
もちろん、エンジンユニットの分重くて価格も追加になっちゃいますが、「エンジンがついているから、ランディングでショートの心配をしなくてもいい」というのは精神的にかなり楽で、もしもこれから始める、ってひとにはやっぱりトライクを勧めるんじゃないかな。
(ただ、学生さんだったらまた判断は変わってきますけど。あと、ハングはクロスカントリー出来るようになったら相当楽しそうではあるんですけどね)

ただ、トライクも輸送が大変というのはあるんですよね。M-02Jの輸送もあるから、そのうちハイエースとか買うことになるかもしれないんですけど、でも今はそこまでお金がないので、教官のところに駐機させてもらうことになりそうです。せめてセイルだけでも滑走路脇のコンテナとかで保管できると楽なんだけど・・・河川敷は国土交通省や県が管理しているのでそういうの置けないみたいなんですよね。

まあ、それはともかく、夕方飛んでいるとやっぱり超気持ちいいのは事実。
M-02Jもこのくらい安定しているといいんだけどなぁ。