青山デザイン会議と葉山有樹展

昨日は小山薫堂さんと箭内道彦さん(aka風とロック)と鼎談。
ブレーン誌の「青山デザイン会議」用。
コレに出るのは2回目なんだけど、1回目は荒木経惟さん、横尾忠則さん、サイトウマコトさんとすごい人ばかりでがちがちに緊張したのを思い出す。今回はお二人とも面識があるので、比較的楽で楽しい対談となりました。
その後、スパイラルで葉山有樹展。これはたまたま入ったんですが、すごく良かったです。
http://www.spiral.co.jp/event/pickup/#000303
このページにはアニメーションの影響とか書いてありますが、たぶんアニメじゃないと思う。ドラゴンボール火の鳥が例に出されていますが、もっと線が細かいし、構図とかは特撮とかマンガだな、と思っていたのですが、たまたま会場にいらした葉山さんに紹介された折りに尋ねてみたところ、やはり特撮とか見ている方でした(葉山さんは45歳です)。
それ聞いた後では会場奥の神獣(朱雀白虎玄武青龍)の玄武は、もうガメラにしか見えません。
ただ、「コレが流行ると思って」とか「これが好きだったから」とかそういう浅いものではなく、作品としてものすごいことになっていて、失敗の許されない磁器への塗りを、フリーハンドで、下絵なしで描いているという(しかも、文様がむちゃくちゃ細かいのです)超絶技巧の上で成り立っていて、僕は作家の手業を見るのも非常に好きなのですが、見ているとどんどん没入してしまう、非常によい作品が沢山ありました。陶磁器の作品を見る目は自分にはあまりないと思ってますが、そういう人でも楽しめますし、陶磁器の作品に、ここまで感動したのは初めての体験です。
展覧会は20日まで。
追記
スパイラルのページではあまりよい写真が載っていないので、葉山さんの公式。
http://www.yukihayama.jp/
こっちのギャラリーのとことか見ると、どんな感じかわかると思います。(ただ、現物の作品のほうが、写真よりもさらにすごいんですが)