時間別「OpenSky 2.0展」展示ガイド

hachiya2006-12-20

現在、初台のオペラシティビル内のICCで、展覧会を開催しています。
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/OpenSky/about_j.html

12月上旬〜中旬は展覧会準備〜オープンともうなにがなんだかわからないような状況でしたが、ようやく少し落ち着いてきました。

自分としては今回は「時間のない人はささっと見れて、時間がある方にはじっくり見れる」展示を心がけてみましたので、今日は展覧会の滞在時間別鑑賞ポイントを書いてみます。
これから行く人の参考になれば。

(1)15分コース
すごく忙しいけど見てくれる人のためのコース。
とりあえず主役の2つを見ることをお勧めします。
展示の一番の主役は、実際に飛んだ機体「M-02」です。
今回は「初級滑空機バージョン」と「ジェットエンジン内蔵バージョン」のふたつが展示してあります。この機体と周辺に展示している写真作品、それと「空をみるための望遠鏡」を見れば、かなり短時間で見れます。技術的に興味のある人は、初級滑空機バージョンの外翼の翼構造も見てみてください。

あと、体重の軽い人のみの特典なのですが、着衣体重58kg以下で、さらに「石のゲーム(空を開く呪文)」をクリアした人は、「初級滑空機版M-02」の機体に乗って「パイロット視点映像」を見れるようになっています。


(2)45分コース
さらに興味のある人は、プロジェクトを記録したドキュメントムービーを見ていただくと、3年間どのようにしてこのプロジェクトが進行してきたかわかると思います。
こちらは全部見ると30分なのですが、「製作編」「テストフライト編」「公開テスト編」と各10分の3部構成になっていて、途中からでも見れるようになっています。
これに関しては30分間なるべく飽きずに見てもらえるように心がけました。この映像の監督は上田大樹くん。PostPet V3のムービー映像や、CHANELの映像などを一緒にやってもらっている映像作家さんです。


(3)60分コース
ムービーを見たら、展望台にあがってみましょう。
機体を上から眺めたり、こっそり展示している別の作品を発見してみたりしてください。
さらに二階奥には、体験型のフライトシミュレータを置いています。
こちらは90kg以下の体重制限と、「クイズに全問正解する」というのが条件になっているのですが、会場をくまなく見ると、いろんなところにヒントがありますので(特に、一階の二台のMacにヒントが入っています)ここは最後にするほうがいいでしょう。
ちなみにここのクイズは平日は2問正解、休日は3問正解が条件になっています。
「石のゲーム」も平日の方が当たりやすいので、「乗りたい」方は平日がお薦めです。

(4)90分コース
たっぷり時間がある方、のんびりしたい人は本当の芝が敷いてある「ポータブルローン」でまったりしたりしてください。
そして、シミュレータの下の「ひみつの小部屋(八谷和彦コレクション展)」もぜひ。ここから始まるオーディオガイドは、実はかなり力を入れて作っています(ちょっとした秘密もあります)。またこの展示室の外の無響室では「ジェットエンジンの音を体験する」作品もありますので、そちらも寄ってみてください。

今回は会期が長いので(3/11まで)、もしお近くにお寄りになったときには、ぜひご覧になってください。
※さらに、興味のある方は、So-net blog内の「オトコR30列伝」
http://blog.so-net.ne.jp/dir_man/2006-10-31
にも9月の公開テストのレポートがあがっていますので、参考にどうぞ。