北海道のテスト

hachiya2006-07-13

7/6〜7/10の日程で、北海道の帯広でテストフライトを行ってきました。以下は、テストのメモ書き
7/6 この日は移動日。撮影チームの上田くん、菅野さん、よねくらさん、PW米谷、高橋、八谷は飛行機で移動。
羽田午前11時発の便で午後帯広空港到着。撮影機材でクレーンがあり、乗用車2台では乗りそうになかったので乗用車+ハイエースに変更。
車、フェリーで移動してきた四戸さん達は結局夜9時頃到着となった。夜に組み立てするのもなんだし、疲れているとミスも出ると思うので組み立ては翌日朝からすることに。

7/7 テスト初日。晴れ。風速3mほど。
かなり分解した状態で機体を運んだので機体組み立ては思ったより時間がかかった。組上がったのは結局3時頃。
この後早速テストするが、滑走路ではスキッドのスベリが悪く、テイクオフに手間取る。
結局この日の2本目のフライトで車輪カバー及びタイヤの車軸を壊したので、この日のフライトは終了。
機体が破損しないように、タイヤをあらかじめ弱く設定していたのだが、やはり舗装路での着陸は草地にくらべると相当ダメージは多いようだ。

7/8 テスト2日目。晴れ。風速1m、午後3mほど。
昨晩四戸さんの購入した敷居スベリが威力を発揮した。
1本目、軽くテストしてみたが、昨日よりはぜんぜん走らせ易い。
舗装路でのテストは初めてなので、最初はあまり高度をあげずに、じょじょに上げていくことにする。
何本かこなすうちにテイクオフには慣れてきたが、高度を取ると、今度は着陸が難しくなってくる。
この日、2回もタイヤ車軸を破損し、予備も尽きたことで、飛行場の溶接機を借りて、車軸を修理することになる
(破損のほとんどは溶接部分の割れだった)ここで、四戸さんの叔父さんの河守田さんがその実力を発揮。
1時間ほどで壊れたタイヤを元以上の強度にしてしまった。
四戸さんの実家の家業はもともと自転車屋さんだそうで、このへん、ライト兄弟との共通性が・・・・
この日、後半はかなり高いフライトが出来たが、同時に自分の着陸技術不足が露呈し失速気味の着陸が何度か。
またノーズを少し重めにしたい、という僕の希望もあってこの日のフライトは8本で終了。

7/9 テスト3日目。くもり。風速、午前1〜1.5,午後3〜3.5程度。
重心が少し前目になっことにより、ピッチダウン操作は格段にしやすくなる。
500g程度重くしただけなのだが、如実に効いていることを実感。午前中の3本ほどは、かなりよいランディングが出来た。
が、風が出てきた午後からの3本はかなりメタメタ。
上空は横風が吹いているし、また向かい風も強めなので、どうしてもピッチダウン操作が弱くなり、失速気味で降りてしまう。
とうとう9本目のフライトでスキッドを再び破損。ここでやめるか、もう少し粘るか検討するが四戸さんが修理してくれる、ということで
修理後、再度フライト。今後は曳航ロープがフックオフした時に、特に強めにピッチダウン操作を行う、という方向で操作。
10本目はかなり会心の着陸が出来た。また、11本目もそれなりに安全におろせた。
この2本のフライトで、ようやくこの機体の基本操作が把握できた気がしてきた。
明日は、このレベルの操作を何本かこなすぞ、と決意。
7/10 雨
天気予報では晴れの予報だったのだが、この日は残念ながら雨。もともとこの日の11時には撤収開始予定だったのであきらめて撤収作業を開始する。
13時にはほぼ作業は終了。四戸さん、山崎さん、四戸さんのお母様、叔父さんを見送り、僕らはすべて鍵をかけて、精算して帯広空港へ。
それにしても素晴らしい環境でテストできたのは幸運だった。
もう1〜2回くらいテストで来たい、そんな感じの充実したテストができたのは本当にありがたいことです。