セコンドサイト

昨日は作品制作でほぼ徹夜をしてしまった。
発表の予定もない、ごくごく個人的な作品なんだけど。
本当はこの日は近日中に行われるガンダム展の撮影用作品仮組をする予定だったのに。気づくと朝日が出てたヨ。

他にもやらなきゃいけない仕事も多々あるし、冷静に考えるとこの作品の制作は本来優先順位がかなり低いはずなのだが、(なにしろ締め切りないんだし)しかしこっち優先というのがたぶん自分の本心でもあるのだろう。ここは妖精の御心のままに行動することにする。

作っているのは、僕の作品のなかで最小のものです。小さなバッグぐらいの大きさの作品だったら、持ち運べるし、すぐに人にみせることができるからいいかな、とか思って。たぶんこれはオープンスカイのような、でかいものを複数メンバーで長期間かけて作る、ということの反動ですね。ひとりで、さくっと作ってみたい、いろんなことを試しつつ、失敗しながらつくりたい(実際かなり失敗で時間を食った。しかし、失敗は失敗でそれをリカバーする方法を考えるのがすごく楽しいのだった)、手元に材料と手を付けたい欲求があるのにそれをやらずにすまされない、という。

ちょっと汚い話しだが、頭の中に腸があって、そこにアイデアがたまっているから、それを消化して、形にしないと次の作品に対しての意欲とかアイデアが出ないんだろう。

もしくは、単純に自分の頭がシングルスレッドということとか。
しかし、シングルスレッドだけど複数の作品を同時に手がけることはよくあるし、むしろ好きかもしんない。

とかいろいろ考えたのだけど、最近行ったミヅマアートギャラリー鴻池朋子展「草原に不時着」の影響もある、きっと。
(鴻池さんの作品が家にあるくらい、好き)
展覧会見に行くと、無性になにか作りたくなっちゃうんだよねぇ。

作品の仮タイトルは「セコンドサイト」と言います。
たぶんシリーズもので大、中、小でつくると思う。今作っているのは小。まだ7割しか完成してないけど、完成したらこれで「みみお」のアニメーションを再生してみたい、とか思った。