ハンググライダーと鳥コン

この日はパイロット候補の朝倉さんのフライト見学。
カメラマンの米倉さんの車で足尾へ。
ただ、ついた時点で足尾の風向きがあまり良くなかったので、
板敷に移動することにする。結局この日は朝倉さんは1本。
あと、朝倉さんと一緒に足尾から来た、結構上手な人がスタ沈した
(台から飛び出してすぐ、林のなかに落っこちてしまうこと)
のをみて、テイクオフの難しさを思い知る。
今日は確かに風が巻いてたもんなぁ。
ソロ始めたばっかの自分が飛べるコンディションでもなかったので
練習として桂さんにタンデムをおねがいする。
リッジソアリングで高度600mくらいまであがり、30分ほど飛んでいた。

そういえば、昨日〜今日は鳥人間コンテストだった。
ということで琵琶湖に行っている四戸さんに電話をかけてみる。
どうやら昨年と違い、この2日間は最悪のコンディションだったらしく、
今日は競技が中止になったらしい。
風はずっと背風だったとのこと。
でもそんな中、土曜日にムリしてやった、というのも少々驚き。

僕はあの番組自体とても好きだし、社会的にも実は意義深い番組だと思っているのだが、
しかし背風で飛ばすということに関してはどうしても「絵作り優先しすぎ」としか
思えない。
10mの高さから背風で飛ばさして事故があった場合は、間違いなく主催者に責任があるでしょう。

小型・軽量の飛行機というのはヨットに似ていて、安全性というのは
機体よりは環境と乗り手の腕・判断に依存する。
どんなに安全性の高いヨットでも、時化の海に出すのは明らかに無謀だ。

航空機の場合は、海にあたるのは風で、ただ風は目に見えないのが
やっかいでもある。そのへんの感覚がわかってきたのが、
ハングやってよかったことの第一かもしれない。

実際に飛んだりしたことない、テレビ局の人が状況をジャッジするのが
続くと、本当にまずいよな〜とか思いました。