ハンググライダーの訓練開始。

hachiya2004-04-19

今日から板敷OPAでの訓練。
朝5時半に起きて、準備。少々眠い。
昨晩のうちにレンタカー屋で借りていたマーチに乗って、訓練生の吉田さんと6時半に恵比寿の渋谷橋で待ち合わせ。吉田さんをピックアップして、首都高経由で常磐道をゆく。
久しぶりの首都高ドライブは少々怖い。でもまだラッシュ前なので空いているのが救いだが。一方、常磐道はガラスキで、なかなか快適。道を少々間違えたものの、集合時間の9時頃、茨城県八郷町にあるOPAに到着。もう一人、今日から訓練に参加する福士さんは、土浦駅から先生である桂さんにピックアップされて9時15分ごろに到着。
まずはOPAでの体験フライトが放送されたビデオなどを見せてもらって予習。すぐ
に、板敷のラウンチ場に車2台で移動する。
この3日の天気予報としては、月ー晴れ 火ー雨 水ー晴れなのだが、実はこのころから少々雲行きが怪しくなってきていたのだった。
まずは最初に機体の説明などを受けて、そのあと、早速タンデムフライトのやり方を実技として習うことになる。最初はまず八谷から挑戦することに。
ハンググライダーでのタンデムってどんな風に乗るのかよくわからなかったのだが、やってみると案外単純で、フライト中はほぼ真横に位置して操作を行うことになる。ただし、最も難しいランディングとテイクオフは当面は殆ど先生が行うのだが、その際は先生前、訓練生は後ろと、前後に位置して走ったりする、のだった。
横の舗装路でテイクオフ時の助走の仕方を2〜3分練習して、そしてすぐにフライト。
あっけなく山のラウンチ場から飛び出すことになった。
なんというか、思ったよりハングの安定性は高く、ほとんど恐怖心は感じないまま、1回目のフライトは終了。いきなり鳥の気分が味わえます。高度差が300mで、だいたい3分少々飛んでいた気がする。
タンデムだからこそ、こういう風に高々度フライトをいきなり出来る、つまり一番面白いところからはじめるのだから、このやり方はスクールとしてはなかなか良いように思えた。(普通はハングスクールでの最初の訓練が肉体的になかなか大変だったりするのです)
八谷の次に明日までしか滞在できない福士さんが挑戦。だが、このころから少し風が強くなり、福士さんは8分少々飛んでいたものの、環境としてはあまり良くなかったようだ。結局この日はこの2本、時間にして約1時間弱で終了。吉田さんは初日、飛ぶことなく見学だけで終わってしまった。
シロウト判断では、この時点ではそんなに風も強くはなさそうだったので(風速4m前後?)もう少し飛べるのでは、とかも思ったのだけど、なにしろ練習生初日なもので、素直に今日の訓練はあきらめる。
今日は1本だけか〜と思うと、ハングのソロまでの道のりの厳しさを思い知る。
だいたい年齢分飛ぶ必要があるので、あと37本。
1日2本平均しか飛べなかったりすると、少なくとも17〜8日はかかるな。6月中に達成できるのだろうか・・・
ショップに戻り、明日の練習の相談をする。明日は雨の確率が高いため、明日は今日以上に厳しい可能性が高い。
結局、桂さんからの提案で、風が安定している早朝だったら多少の雨でもまだ可能性がある、ということで朝7時から開始ということにする。
もちろんこちらとしては願ったりかなったりで、もしも明日の雨の条件が厳しくなければ、やはり1本でも多く飛びたい。
1時間後、宿への帰りの道の途中で、早速雨が降り始める。夜半には雨が激しくなり、晩ご飯をみんなで食べながら、ちょっと暗い気持ちになる。スカイスポーツである以上、やはり天候による条件は厳しい。そして、ビギナーだからこそ、無理は禁物であることも当然であって。
ちなみに木曜日にこういうときの仕事用に買ったAir"Hは、この山の中では全く電波が入らず、さらに暗い気持ちに拍車をかけた。結局、宿の電話のモジュラーをはずして、パソコンの内蔵モデムで接続して、仕事メールや、昨日の「誕生日おめでとうメール」にお返事をして、なるべく早く寝ることにする。夜11時くらいには床についたのだが、結局途中雨音で、何度も目が覚めてしまうのだった。