ラ・ボエーム

妻が合唱に出ているので、渋谷公会堂ラ・ボエームを見に行く。
なにしろ「渋谷シティオペラ(区民のオペラ)」なのでひょっとしたら退屈さで寝ちゃうかもな〜とかも思っていたのだけど、案外面白かった。
たぶん席が一番前だったこと、ソリストの皆さんはプロだったこと、指揮者が目の前だったこと、身内が出ていたからつい探してた、とか諸々あると思うんだけど、
中身を予習していたことも大きかったかも。
例えば「1830年頃のパリ」というのは、成金の人たちがそれなりにいて、かつ田舎の方から娘さんや自由人(アーティストとかフリーター。ラ・ボエームボヘミアン)もたくさん出てきて、と経済的には今の上海みたいな状況だったらしく、地方から出てきた娘さんとかは、生活のために援助交際的なこと(劇中では、浮気、みたいに訳されているけど、ようするに愛人)も結構やっていて、この話はそういう時代の若いカップルたちのすったもんだのお話、という風に知ると、全然高尚なものじゃないんで、なんか楽しめてしまったりもしました。
帰りにひさしぶりに「紙のプロレス」買って帰る。