シンポジウム

土曜日の昼間、お昼ご飯にうどんをゆでながら、
「なんか忘れているな〜」と思いながらサイゾーを読んでいて、山形浩生さんの連載ページ読んで思い出した。「ICCでのクリエィティブコモンズのシンポジウム」だった。
とりあえずうどんをずずっとすすり、1時間遅れで会場へ。
この日は山形浩生さんがモデレータで、レッシグさん、伊藤壌一さん、の3人でディスカッションという構成。
内容などはこちらに詳しく出ています。
http://blog.digi-squad.com/archives/000332.html

え〜感想など。
CCの今の実情など詳しいことはわからないビギナーなのですが、理念的には単純に賛同する派(特にアメリカの著作権の状況では、ああいう動きは出るほうがよいとは思います)なのだけど、
ただ、実務上で考えると、少し「うまくいくのかな〜」という疑念もある。
例えば、仕事で契約書などをつくるときに、すごい文面で契約する場合もあるのだ。「著作者人格権を行使しない」とか。
納得しなけりゃサインしなきゃいい、といえばそれまでなんだけど、実際にはそうはいかない場合もゴマンとあるし。実際に金銭的なリスクを持つ側がそう書いておきたい気持ちもよくわかる。
結局は「担当者同士の信義をとって、法務の人たちの仕事のまじめさには目をつぶる」とかになりがちだったりとか。
だから、法務担当者とかトップの考え方まで変わらないと、なかなか世の中というのは革新的な方向には変わらないのではないか、とか、少しネガティブな気持ちもある。

ただ、それって商売において複製権をどうするか、ってのが主眼の話だし、たぶんCCは「著作者が著作権の権利の一部を、自らパブリックエリアに開放しやすくするための手段の提供」だと思うので(違ってるかもしれないけど)、作り手が個人である場合が多い、例えばテキスト系とか音楽とかコミックとかイラスト作品に関しては、結構有効に機能すると思うし、例えば自分個人のプロジェクトだったら(例えば実機が飛んでいるところのスチル写真とかね)導入も考えたりもするので、かなり勉強にはなりました。